鉢伏山を播磨側(西側)から望む    この写真は 三井不動産様 のジェームス山「パーク・ホームズ」販売パンフレットより    写真をクリックすると元へ戻ります。


ちょうどV字型のところが、古山陽道が須磨から北上して多井畑へ抜ける入り口あたりです。その付近が高倉台ですが家並みが十分にはみえません。見えるのは塩屋北町の家並みかと思います。
昔はここに「高倉山」がありました。その山を削り取ってポートアイランドを作ったそうです。
V字型の右肩あたりに「おらが茶屋」があります。1階にトイレと飲み物の自販機、2階が喫茶店、屋上から神戸市街地を望む景色は最高でしょう。 
この上の山肌が見えている左側あたりの三角形が鉄拐山(てっかいざん)です。芭蕉は須磨側から鉄拐の峰に登ったようです。 この上あたりが旗振り山で通信中継施設が見えます。昔は大坂の米相場を岡山まで旗を振って伝える中継地のひとつとして使われたそうです。六甲山にも「旗振り山」の名前の山があります。すぐ南側まで境川の谷が見えます。ちょうどここが攝津の國と播磨の國の国境でしょう。
山の端のちょっと内に見えるのが「ドレミファ」噴水舘です。播磨の國側です。
丸い感じの建物が鉢伏山頂の展望台です。摂津の國側です。左の「ドレミファ」噴水館が播磨の國側でちょうどその間に境川の谷が通っています。V字型に見えますが左の斜面は鉢伏山の稜線でそのまま須磨浦まで下がって行きます。右側の斜面はドレミファ噴水から緩やかに下がりまた上がっていく手前尾根筋です。
この尾根筋が六甲全縦走の西の口にあたります。コースは塩屋から、宝塚までで全行程55kmといわれています。ただ、塩屋の街は駅付近に民家が多くあり早朝大勢が歩くと迷惑をかけるので、最近は須磨浦公園から宝塚までとなっています。全縦走はふつう西から東に進みます。それは、須磨から摩耶山までのアップダウンが激し所を元気なうちにこなして、摩耶山以降の宝塚までの比較的平坦な道を後半にするためだと思います。
このあたりの尾根筋の南側あたりで山が海に張り出していて「明石の櫛淵を」形成していました。現在は削られて山肌はかなり急峻になっています。この尾根筋をさらに右に進むとまもなくJR塩屋駅に着きます。